連載作品寸評コメント
たられば(@tarareba722)
編集者
たられば(@tarareba722)主人公の田端くん、最終話で売れてよかったです。自動車ディーラーは売る前だけでなく売ってからも(車検や整備で)付き合いが続くので、他の製品よりも売り手と買い手の関係性が重要になるもので、その関係性にスポットを当てた、よいシリーズだったとも思います。いわゆる「お仕事マンガ」として、(「誠意」をテーマとした)『お人好し戦略』とどう違いを出すかは意識したのかどうか作者に聞いてみたいです。どちらもよい作品でした。
シャープさん(@SHARP_JP)
シャープさん(@SHARP_JP)
最終話まで読み終わり、私が思ったのは「ご都合主義なビジネス書を読むより役に立つのでは」とか「企業の新入社員研修で使ったらいいのに」という、ため息が出るような共感だった。ここでは「モノを売ること/買うこと」のかなり本質的なことが描かれている。
広義の意味で「モノを売る」仕事に携わる人は多い。私もそうだ。そしてモノを売る仕事をしているとつい、人が「どこで買うか/なにを買うか」ばかりに目を向けてしまいがちである。けれど大切なのは、その前の「なぜ買うか」ではないのか。そして「なぜ買うか」のなぜには、意外なほど「誰から買うか」の意思が力を持っている。それがなぜかは、このマンガを読めばわかるはずだ。