SEMINAR
2024.11.28 <終了>
- SCMドリブン経営 Seminar 2024 -
BANI時代の経営管理とSCM戦略
~SCMによるコーポレートトランスフォーメーション~
日本製造業の勝ち筋とは――? リーマンショック後、変化が大きく先が読めないVUCAの時代の到来と言われて久しいですが、今やこの混沌した外部環境は常態化し、ビジネスの前提となっています。昨今では、気候変動など顕在化する環境リスク、局所頻発する地政学リスク、AIの台頭など、さらなる複雑性を伴いインパクトが計り知れない“BANI”の時代に突入したと言われています。(BANI: 脆弱性(Brittle)/不安(Anxious)/非線形性(Non-linear)/不可解性(Incomprehensible))
では、このようなビジネス環境下で、改めて日本の製造業はどのような戦略が必要になるでしょうか?日本の人口減少を踏まえると、グローバルビジネス展開は、これからも外せない成長戦略であり続けるでしょう。
グローバルビジネスにおいては、グローバル統合の効率性とローカル適応の競争優位性確保の両立が重要になりますが、同時に、それらを支えるSCM戦略とSCM運営への経営の関与がより重要となります。 また環境・人権などの社会課題への対応も、海外に比べて日本はまだまだ取り組みが足りていないのが現状です。これまで以上にコーポレートによる経営戦略・経営管理とSCM戦略の整合性のモニタリング、そして各事業や地域の特性・強みを活かしたSCMの運営が必要になってきています。
本セミナーでは、「SCM起点のコーポレートトランスフォーメーション(経営管理変革)」について、実践企業様の取り組みなどを交え、今後十年勝ち抜いていくための経営のSCMへの関与の在り方、経営管理とSCM運営の連携、そして需給のためにとどまらないSCM情報の活用について、考察します。また、最後には登壇者や参加者同士のネットワーキングの時間を設けております。皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。
- 開催日
- 2024年11月28日(木)14:00~18:00(受付開始 13:30~)/ネットワーキング懇親会 17:05~18:00
- 会場
- コングレスクエア日本橋 3F ホールD
東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル3
- 主催
- 株式会社クニエ
- 協力
- 株式会社ビジネス・フォーラム事務局
- 対象
- 経営者・役員、経営企画、サプライチェーン、生産、IT・システム部門など、SCM/S&OP計画に携わる責任者・リーダーの方
- 参加費
- 無料(事前登録制)
- 定員
- 100名
※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。
- 講師
- オムロン ヘルスケア株式会社 コーポレート経営変革本部 本部長 井沢 晃将
富士フイルム株式会社 イメージングソリューション事業部 マネージャー 野村 崇
株式会社クニエ SCM/S&OP担当 シニアパートナー 笹川 亮平
株式会社クニエ SCM/S&OP担当 パートナー 三林 孝光
株式会社クニエ SCM/S&OP担当 ディレクター 多田 和弘
運営事務局のWEBサイトに移動します。
プログラム
14:00~14:15 |
【オープニング】SCM6.0 経営と一体化するサプライチェーンマネジメント 株式会社クニエ SCM/S&OP担当 シニアパートナー 笹川 亮平 2022年に「SCM5.0:ダイナミックサプライチェーンマネジメント」を世に問いました。その後アフターコロナで新しい社会・価値観が定着する一方、環境リスクや地政学リスクが顕在化するなど、企業の舵取りは困難さが増すばかりです。製造業におけるサプライチェーンの脆弱性も高まり、市場も複雑化する中、改めて、コーポレート機能(経営戦略・経営管理)とSCMの連携が求められます。本セッションでは、経営によるSCMドライブ、SCMによる経営管理高度化などの先進かつ示唆に富む事例や考え方をご紹介します。 |
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14:15~14:55 |
【セッションⅠ】SCM起点での経営変革 オムロン ヘルスケア株式会社 コーポレート経営変革本部 本部長 井沢 晃将 オムロンヘルスケアでは、市場からサプライヤーにつながるサプライチェーンのデータの可視化を、オペレーションの変革と共に進めてきました。本セッションでは、サプライチェーンを起点に蓄積したデータを活用した、経営管理や商品ライフサイクルマネジメント、その他各種オペレーションへの活用、製造業の経営変革を実行していく考え方について、お話しします。 |
14:55~15:35 |
【セッションⅡ】経営による事業ドライバーとしてのS&OP、xP&A 株式会社クニエ SCM/S&OP担当 パートナー 三林 孝光 経理、財務また経営企画などに代表されるコーポレート部門は、各事業に対する正しい情報把握、事業推進のためのサポートがなかなかできていないのが実情ではないでしょうか。しかし、今後日本企業がグローバル企業と伍して戦うには、経営がいかに事業をドライブするかが肝要です。本セッションでは、そのドライバーとしてのS&OP、xP&Aのあり方をお話しします。 |
15:35~15:45 |
休憩 |
15:45~16:25 |
【セッションⅢ】経営命題である在庫最適化への全社SCMアプローチ 富士フイルム株式会社 イメージングソリューション事業部 マネージャー 野村 崇 富士フイルムにおいて、経営から求められる在庫最適化に、事業部としてどう取り組んできたかについてご紹介します。 主力製品のサプライチェーンが抱えていた課題の解決にむけ取り組んだ「在庫上流化」への取り組み、そしてコロナ禍を経て難易度と重要性が増しているサプライヤとの連携を強化する仕組みについてお話しします。 |
16:25~17:05 |
【セッションⅣ】SCM起点のESG経営管理 株式会社クニエ SCM/S&OP担当 ディレクター 多田 和弘 本セッションでは、SCMにおけるESGの重要性に焦点を当てて議論します。昨今、GHG排出量や人権に関する非財務情報の開示がサプライチェーン全体で求められ、透明性や管理が長期的な競争優位性をもたらす要因となっています。また、自然災害や地政学リスク、サイバー攻撃などに対するサプライチェーンの途絶リスクに備え、サプライヤーの確保や在庫管理、ファイナンス面など幅広い面での対策が求められています。 こうした企業における非財務情報の開示・活用やリスクマネジメントの現状と課題、今後の展望について、解説します。 |
17:05~18:00 |
ネットワーキング懇親会 *ささやかながら、ドリンクと軽食をご用意しております。登壇者・参加者同士の交流の機会としても、ぜひご活用ください。 |