SEMINAR
2021.09.16 他 <終了>
CFO Transformation CFO X!! 2021
価値観が変容し消費構造や社会構造が大きく変化している一方で、デジタルテクノロジーの進化と共に拡大を遂げていたグローバリゼーションも、新興国も含めた全世界から牽引される新しいスタイルへとその転換期を迎えています。
このような複雑化した競争環境において持続可能な競争優位を構築するには、これまでの企業戦略とは根本的に異なる新しい考え方とビジネスモデルが不可欠で、過去の成長とは非連続な創造型・デザイン型の企業価値向上が求められています。
このような本質的変化を迎える経営環境では、企業の事業モデルや経営スタイルの変革が求められ、将来を長期的に予測し果敢にかつ俊敏に新しいビジネスモデルに挑むことが重要になります。企業の将来ストーリーを構築し、全ての経営資源を全社的視点から最適投入するというコーポレート機能を担うリーダーとして「CFOの変革」(CFO Transformation)が鍵を握ることになるでしょう。
こうした認識のもと、先進的な挑戦を続けているCFOや経営・財務幹部の方々をはじめ、経営・財務領域における専門家の方々をお迎えし、今後の皆さまの経営財務の実践に向けた手がかりを幅広くご提供させていただく場として「CFO X !! 2021」を開催いたします。
株式会社クニエからは吉永 和弘が登壇し、「ビジネスモデルのサービタイゼーションに伴うCFO組織の対応」についてお話します。
>>詳しくはこちら
- 開催日
- 2021年9月14日(火)~ 9月17日(金)
※株式会社クニエは、9月16日(木)15:50より登壇予定
- 会場
- オンラインにて開催
- 主催
- 一般社団法人日本CFO協会
- 対象
- 日本CFO協会会員、企業の経理・財務・経営企画などのコーポレート部門の方
- 参加費
- 4日間パスポート
日本CFO協会 / 日本CHRO協会 / 日本CLO協会 個人会員・法人会員:8,800円(特別ご優待:5,500円)
一般:17,600円(特別ご優待:14,300円)
- 講師
- 株式会社クニエ ディレクター 吉永 和弘 他
外部サイトに移動します。
プログラム
CFO X!!2021:3日目(9月16日) ※その他の日程については、お申し込みぺージにてご確認いただけます。 |
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13:00~14:50 |
ESGとコーポレートファイナンス 京都大学経営管理大学院 教授 砂川 伸幸 財務的な価値創造の条件は、資本利益率が資本コストを上回ることである。今後は、ESGへの投資やサステナビリティという基準が長期的な資本利益率を向上させると同時に、資本コストの低下をもたらし、企業の財務的価値を高めることになると考えられる。本講演では、未だ財務と乖離があると思われている非財務指標と財務指標(資本利益率、マージン、回転率など)や株価指標(PBRなど)の関係について、近年の学術的な研究や日本企業のデータを用いた分析を紹介する予定であり、投資家からのニーズが強いESGパフォーマンスと財務指標の定量的な関係を分析する際の一助になれば幸いである。 |
15:00~15:40 |
事例にみる Business Spend Management (BSM) の実践と「コミュニティ」のチカラ Coupa株式会社 Account Director, Enterprise Accounts 平島 裕臣 未曾有のパンデミックに襲われた世界各国も、新たな生活様式とビジネスのあり方に向かって地道に歩みを進めている。不確実な経済環境は、危機以前から手元資金をしっかりと確保してきた企業のリスク対応力と回復力の高さを際立たせたが、これと同時に、BSM(ビジネス支出管理)の実践が、財務・調達リーダーにとっての重要なテーマとして注目を集めることとなった。 |
15:50~16:30 |
ビジネスモデルのサービタイゼーションに伴うCFO組織の対応 株式会社クニエ ディレクター 吉永 和弘 サービタイゼーションはすべての企業に求められている変革である。とりわけ製造業では、今後サービタイゼーションが進まないと生き残れなくなる時代が到来するとも言われている。モノ売りからコト売りにビジネスモデルが変化していく中で、CFO組織(※)に求められる役割も変革が求められている。本セッションでは、企業が新たなビジネスモデルを構築していく過程でCFO組織が寄与すべき役割とともに、現状の会計業務の変化について考察する。 |
16:40~17:20 |
非財務データを活用した統合型ESG経営管理 アビームコンサルティング株式会社 デジタルプロセスビジネスユニット FMCセクター シニアマネージャー 今野 愛美 日本企業におけるESG活動や開示は活発化しているものの、ESGに代表される非財務情報を活用している企業、非財務情報を含めた経営管理を実現している企業はまだ僅少だ。 一方で、非財務情報を活用した「統合型」経営へのシフトチェンジを目指し、取り組みを始めつつある企業も一定数存在している。 本講演では、非財務を融合した新しい統合型経営の在り方や非財務情報の有効活用について、日本CFO協会と共同で実施した企業リサーチ結果や事例を交えて提言する。 |