受賞3作品、
本編公開!
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この4枚から本編が完成!
審査員コメント
株式会社小学館
ビッグコミックスピリッツ
編集部
⾦城 ⼩百合
起承転結があり、好きな話でした。主人公と友人、主人公と盆栽仲間など、短いページ数のなかにふたつの人間関係を描けていたことも良かったです。
全体にモノローグで説明する箇所が気になったので、モノローグに頼らないでセリフや絵の表現で伝えることができないかを
次の原稿では考えてみてください。削れるコマがないかも探してみてください。
またロジョコさんでないと描けない漫画とは何なのか、それをネクストステップの課題として考えてみてほしいです。読者に読後にどんな気持ちを抱いてほしいのか、どんな人間関係にハマらせたいのか…そういうのが読者にとってはそれがロジョコさんの漫画を読む動機だと思います。頑張ってください!
なったので、モノローグに頼らないでセリフや絵の表現で伝えることができないかを次の原稿では考えてみてください。削れるコマがないかも探してみてください。
またロジョコさんでないと描けない漫画とは何なのか、それをネクストステップの課題として考えてみてほしいです。読者に読後にどんな気持ちを抱いてほしいのか、どんな人間関係にハマらせたいのか…そういうのが読者にとってはそれがロジョコさんの漫画を読む動機だと思います。頑張ってください!
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株式会社サイバーコネクトツー
代表取締役
松山 洋
実に起承転結がしっかりしていて無駄なく非常によくまとまっていて、「読んでよかった」と思わせてくれる作品です。特に若者には興味が無いであろう盆栽を中心に据えることで全く知らない情報も知見として得られるうえに、ドラマの本筋の邪魔をしないところも演出が上手いと感じました。ページに対する
起承転結の配分が秀逸です。
として得られるうえに、ドラマの本筋の邪魔をしないところも演出が上手いと感じました。ページに対する起承転結の配分が秀逸です。
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株式会社クニエ
Executive Vice President
事業全体統括責任者
勝俣 利光
誰にでもある夢や憧れに満ちていた少年時代。そして受験期を迎えて、見えてくる現実感。社会人になり繰り返される普通の日常に、いつのまにか生きがいや笑いすらも忘れてただ生きていく主人公。そうした自分を納得させるために、「社会人として当然のこと」「食べていく上で仕方のないこと」といったあ
きらめ感を持ちながら心の鬱積感が積み上がっていく日々。
一方で子供の頃の夢に忠実に、現実感の伴わない自由奔放に海外を旅して暮らす、自由人な友人。子供の頃は互いに夢を語り励まし合っていたのに、いつのまにか、自由に生きる友達に反発心を抱いたり批判的になっている自分がいた。
そうした対象的な人生を送る主人公に友人はなぜ手間のかかる盆栽を預けたか。友人には見えていたのかも知れません。主人公が本当は共感心や熱意を持つ、温かい心を持った人であることを。
皆さまは日常を楽しく過ごせているでしょうか。嫌なことばかりという状況の方は、「日常の中で良かったこと楽しかったことに注目した方がいいのではないでしょうか」「もっと素直に道を変えて生きて行っても良いのではないでしょうか」。
盆栽を育てるというとても地味な難しい題材ではありますが、盆栽作りの指導を受ける老人達にエピソード、友人への反感のつもりのやり取りに感心と心配が常に含まれていたこと、それを感じ取っていた友人が自分を一番信頼してくれているという事実に目がひらけたこと、など編集者と作り上げた感動への舞台づくりが効果的エピソードとなり、作品に読後の高揚感をもたらせることに成功していると感じました。
日々の手入れの積み重ねで作り上げる地味とも言える盆栽の世界から、読者の皆様の心を明るくポジティブに、そして読者自身が作品への「共感」を感じられる作品に仕上がっています。さすがです。受賞おめでとうございます。
うした自分を納得させるために、「社会人として当然のこと」「食べていく上で仕方のないこと」といったあきらめ感を持ちながら心の鬱積感が積み上がっていく日々。
一方で子供の頃の夢に忠実に、現実感の伴わない自由奔放に海外を旅して暮らす、自由人な友人。子供の頃は互いに夢を語り励まし合っていたのに、いつのまにか、自由に生きる友達に反発心を抱いたり批判的になっている自分がいた。
そうした対象的な人生を送る主人公に友人はなぜ手間のかかる盆栽を預けたか。友人には見えていたのかも知れません。主人公が本当は共感心や熱意を持つ、温かい心を持った人であることを。
皆さまは日常を楽しく過ごせているでしょうか。嫌なことばかりという状況の方は、「日常の中で良かったこと楽しかったことに注目した方がいいのではないでしょうか」「もっと素直に道を変えて生きて行っても良いのではないでしょうか」。
盆栽を育てるというとても地味な難しい題材ではありますが、盆栽作りの指導を受ける老人達にエピソード、友人への反感のつもりのやり取りに感心と心配が常に含まれていたこと、それを感じ取っていた友人が自分を一番信頼してくれているという事実に目がひらけたこと、など編集者と作り上げた感動への舞台づくりが効果的エピソードとなり、作品に読後の高揚感をもたらせることに成功していると感じました。
日々の手入れの積み重ねで作り上げる地味とも言える盆栽の世界から、読者の皆様の心を明るくポジティブに、そして読者自身が作品への「共感」を感じられる作品に仕上がっています。さすがです。受賞おめでとうございます。
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まだまだ未熟ではありますが今回描きたいテーマはしっかり表現できたと思います。これからもたくさん漫画を描いていくので今回のクニエ漫画グランプリを通して学んだことを確実に次に繋げていきたいです。
制作に協力してくださった担当者様ならびに審査員、関係者のみなさま誠にありがとうございました。
この4枚から本編が完成!
審査員コメント
株式会社クニエ
Executive Vice President
事業全体統括責任者
勝俣 利光
幽霊とは、本来この世に未練や恨みを持っているが故、天国や成仏できずに現世にでてくる存在であると思います。亡くなった彼女が幽霊となって主人公の周りにあらわれる。その未練とは何なのか。この世を恨む存在である幽霊に、私利私欲やよこしまな考えを捨て、相手の立場をくみとって正直な態度で接す
る心である「誠意」を盛り込むことで「幽霊失格」というタイトルを発想したところが面白いです。
今回は、失った恋人が「幽霊」となって失意の主人公を励まし、幽霊が参加して手伝うことで夢の実現を達成していく、という審査時ネームのストーリーラインを踏襲しつつも、「モノに乗り移り動かして怖がらせる」というテーマを軸に加えることで、幽霊屋敷完成への連続性と説得感を加えることができたと共に、コミカルタッチも加えるという副次的効果をもたらしています。
何よりも、「幽霊が手伝うことでお化け屋敷が成功」という点に作品のフォーカスを持っていかず、「主人公に夢を思い出させ、失意で下を向いていた主人公が顔を上げて前を向いて再び挑戦に向かって進み始める」という「心の変化」にフォーカスを持っていったことで、読者に感動と共感を呼び、作品に厚みを増すことに成功しています。さすがです。受賞おめでとうございます。
世を恨む存在である幽霊に、私利私欲やよこしまな考えを捨て、相手の立場をくみとって正直な態度で接する心である「誠意」を盛り込むことで「幽霊失格」というタイトルを発想したところが面白いです。
今回は、失った恋人が「幽霊」となって失意の主人公を励まし、幽霊が参加して手伝うことで夢の実現を達成していく、という審査時ネームのストーリーラインを踏襲しつつも、「モノに乗り移り動かして怖がらせる」というテーマを軸に加えることで、幽霊屋敷完成への連続性と説得感を加えることができたと共に、コミカルタッチも加えるという副次的効果をもたらしています。
何よりも、「幽霊が手伝うことでお化け屋敷が成功」という点に作品のフォーカスを持っていかず、「主人公に夢を思い出させ、失意で下を向いていた主人公が顔を上げて前を向いて再び挑戦に向かって進み始める」という「心の変化」にフォーカスを持っていったことで、読者に感動と共感を呼び、作品に厚みを増すことに成功しています。さすがです。受賞おめでとうございます。
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株式会社小学館
ビッグコミックスピリッツ
編集部
⾦城 ⼩百合
面白く読みました。ストーリーの骨格はできていると思います。ただひとつひとつの場面もしくはエピソードが少し冗長に感じました。次作ではバッサリ切ることができるコマがないか、編集の力も借りてより考えてみたらいいと思います。人の善性を信じる真っ直ぐな感性があると思うので今後もそれは生
かしつつ、不要なコマがないか、作中のアイデアが半端でないか、現状の表現で読者に届くかなど全体のつめの甘さを改善できたら、もっと面白い漫画が描けるようになると思います。頑張ってください!
てより考えてみたらいいと思います。人の善性を信じる真っ直ぐな感性があると思うので今後もそれは生かしつつ、不要なコマがないか、作中のアイデアが半端でないか、現状の表現で読者に届くかなど全体のつめの甘さを改善できたら、もっと面白い漫画が描けるようになると思います。頑張ってください!
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株式会社サイバーコネクトツー
代表取締役
松山 洋
最初のネームの段階から「描かれる女の子(幽霊)が可愛くて魅力的だな」と感じていましたが、仕上がりを見てさらにその魅力は増していました。緩急の付け方も上手で生前の彼女が主人公とどんな生活をしていたのかが想像できます。描かれたページ数以上の想像を掻き立てられる良い作品です。
生活をしていたのかが想像できます。描かれたページ数以上の想像を掻き立てられる良い作品です。
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今回のグランプリでは、なによりも編集者の方のアドバイスをいただけたことが、大変貴重な経験になりました。
審査員の方のコメントも、自分の得意なこととまだまだ足りていないことに気づかせていただけるものであり、勉強になりました。次は魅力的なキャラとやりとりを意識して、製作に向き合いたいと思います。
この4枚から本編が完成!
審査員コメント
株式会社サイバーコネクトツー
代表取締役
事業全体統括責任者
松山 洋
漫画がこの世に存在しなくても生きていくことは出来ます。しかし一度読むと忘れることが出来ない作品にだって出会うことがある、それが漫画の良いところだと思います。『犬力発電』なんて言葉はこの作品を読まないと一生出会うことも無かったと思います。作品というのは読んだ相手に何かを残すというこ
と。しっかりと心に言葉を残してくれる作品です。
品を読まないと一生出会うことも無かったと思います。作品というのは読んだ相手に何かを残すということ。しっかりと心に言葉を残してくれる作品です。
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株式会社クニエ
Executive Vice President
事業全体統括責任者
勝俣 利光
「貢献とは何か(社会や事業、目上の個人など)のために役立つように尽力すること。」
とても純粋な気持ちを扱うテーマであるが故、想像が容易なストーリー展開になりがちです。ところが、この作品は「エネルギーの燃料が犬?」という唐突な設定から始まり、犬たちを発
電塔から救済するシーンから「こっちの塔は囮?」という謎めいた一言で始まる。アップテンポで奇想天外なストーリー展開で、読者を惹きつけてやまない作品です。
編集者と練り上げる中で、唐突だった発電の部分にきちんとした説明を加えて連続感を途切れさせないこと、博士と愛犬との再会、再会のための愛犬の旅路、そして博士を守って怪我をするエピソードによって読者に愛犬の「貢献」への共感と感動を強めていく工夫、最後に博士が改心して人類社会への「貢献」を誓うことで、「社会や事業への貢献」と「目上の個人への貢献」の両方を描き切ることができています。さすがです。受賞おめでとうございます。
がちです。ところが、この作品は「エネルギーの燃料が犬?」という唐突な設定から始まり、犬たちを発電塔から救済するシーンから「こっちの塔は囮?」という謎めいた一言で始まる。アップテンポで奇想天外なストーリー展開で、読者を惹きつけてやまない作品です。
編集者と練り上げる中で、唐突だった発電の部分にきちんとした説明を加えて連続感を途切れさせないこと、博士と愛犬との再会、再会のための愛犬の旅路、そして博士を守って怪我をするエピソードによって読者に愛犬の「貢献」への共感と感動を強めていく工夫、最後に博士が改心して人類社会への「貢献」を誓うことで、「社会や事業への貢献」と「目上の個人への貢献」の両方を描き切ることができています。さすがです。受賞おめでとうございます。
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株式会社小学館
ビッグコミックスピリッツ
編集部
⾦城 ⼩百合
まずはひとつのアイデアをもとに短編漫画を一本描き上げられたこと、本当にお疲れ様でした。漫画を一作品仕上げることは大きな労力がかかり、それを乗り越えられない人が大半なので、ここまで仕上げる力があったことは漫画家に必要な要素の一つは満たしていることになると思います。
アイデアは一次審査から光っていたと思います。絵柄も読みやすく好きです。ストーリーは設定が先行してしまい、ノノトトさんがどのような人間(関係性、感情)の描写が得意なのかが原稿からわかりませんでした。そこが残念です。
自分の得意不得意を知り、次の原稿でどのような課題を己に課すのかが次のステップになるかと思います。頑張ってください!
げる力があったことは漫画家に必要な要素の一つは満たしていることになると思います。
アイデアは一次審査から光っていたと思います。絵柄も読みやすく好きです。ストーリーは設定が先行してしまい、ノノトトさんがどのような人間(関係性、感情)の描写が得意なのかが原稿からわかりませんでした。そこが残念です。
自分の得意不得意を知り、次の原稿でどのような課題を己に課すのかが次のステップになるかと思います。頑張ってください!
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株式会社クニエはNTTデータグループのビジネスコンサルティング会社です。
さまざまな変革に挑戦されるお客さまのパートナーとして、
高度な専門性と経験を有するプロフェッショナルが幅広いソリューションを提供し、
お客さまの変革の実現をグローバルベースで推進します。
才能ある漫画家を応援したいという
クニエの想いから
⽣まれたグランプリです !
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『クニエ漫画グランプリ』は、
才能のある漫画家の発掘と育成を目的とした漫画グランプリです。
クニエは、日本のサブカルチャーであり、 世界各国にファンを生みだしてきた漫画を
かねてより応援してきました。
世界には、漫画を通して日本を知り、日本に興味を持つ人々が数多くいます。
漫画が日本文化の浸透に果たした役割の大きさは計り知れません。
しかし、才能があるにもかかわらず
埋もれてしまっている作品や漫画家も多いのが現状です。
才能ある漫画家が世に出るチャンスを増やし、
漫画を描くことで独立できる社会に向けた一助になれば。
そのような想いから、クニエ漫画グランプリ2022を開催します。
惜しくも受賞は逃したものの、
続きの気になる素晴らしい作品を
応募いただきました!
@しゅう
#熱意
1/4
審査員コメント
選考基準
画像4枚で、「続きを読みたい」と思わせてください。
最終審査を通過した3作品の本編を公開します。
クニエの企業理念を象徴する
6つのテーマから1つを選び、
そのテーマに沿った作品をご応募ください。
8月12日(金)〜10月11日(火)
どなたでも応募可能です。「続きが読みたくなる」渾身の4枚でご応募ください。
10月末〜11月中旬
各テーマ1作品、計6作品を選定。これら6作品はそれぞれ編集者がついて続きのネーム制作に進みます。
11月中旬〜12月上旬
一次審査を通過した6作品から、受賞3作品を決定します。
12月中旬
グランプリ、クニエ特別賞、SNS読者賞の3賞を発表します。
12月中旬〜2月下旬
受賞3作品は、本編仕上げに進みます。引き続き編集者がついて作品を仕上げていきます。その過程(ネームの赤入れ含む)がWEBやTwitterで公開されます。
2月下旬
受賞3作品の本編をWEBで公開します。
株式会社小学館
ビッグコミックスピリッツ編集部
秋田書店に入社後3年目に立ち上げた「cocoon」が舞台化、「花のズボラ飯」が数々の賞を受賞しTVドラマ化するなど話題に。小学館に転職後は、TVドラマ化された「プリンセスメゾン」、「あげくの果てのカノン」「往生際の意味を知れ!」「サターンリターン」「女(じぶん)の体をゆるすまで」など数々の話題作を担当。現在、スピリッツ編集部に所属しながら、ファッション・カルチャー誌「Maybe!」の創刊、編集にも携わっている。
株式会社サイバーコネクトツー
代表取締役
博多にある元気なゲーム制作会社サイバーコネクトツーの代表兼ディレクター。開発の傍ら毎月60冊の漫画誌を読む大の漫画好き。最新作は「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR」、Nintendo Switch版「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」など。これまで人気ゲーム作品を多数手がける。
株式会社クニエ
Executive Vice President 事業全体統括責任者
数⼗年にわたり、数多くのコンサルティングを実践。⼤⼿コンサルティングファーム複数社にて要職を歴任後、2009 年 クニエ発⾜に参画。クニエ創⽴と発展をリード。2012年より現職。
特定非営利活動法人
LEGIKA
審査員の方々からも「読んで良かった」「好きな話でした」というコメントを頂けて嬉しかったです。日本ってここずっと厳しい話題ばかりな気がするので、せめて漫画ではポジティブなキモチになってもらえるような物語を描き続けたいと思います。ありがとうございました。