新卒でクニエに入社した経緯と、選んだ理由を教えてください。

会社説明会で採用担当者の熱意あふれるお話に胸を打たれ、インターンに応募しました。もともとコンサルティング業界志望で、ほかにも数社の採用選考を受けたのですが「早い段階から専門性を身に付けられる」という点に魅力を感じ、クニエを選びました。
また、ほかのコンサルティング会社は「様々な案件を幅広く経験して総合力を養う」ことを重視している印象を受けましたが、クニエでは最初に専門分野を決め、その分野のスキルを伸ばしていくことで高度な専門性を身に付けることができます。ほかにも、転職が多いコンサルティング業界ですが、クニエには長期的な視点で人を育てる社風があり、団結力や帰属意識が根付いていることも大きな魅力でした。日本企業ならではの強みかもしれません。

現在、どのようなプロジェクトを担当していますか。

会計ソリューションを提供するチームに所属し、大手企業グループの経理部門を対象としたシェアードサービスセンターの立ち上げ支援を行っています。グループ会社の経理業務を集約して業務効率化やコスト削減を目指すプロジェクトで、参加して2年が経ったところです。
入社時研修では、会計と営業改革、デジタルソリューションの3つのOJTを経験しました。私はもともと会計領域に関心があり、「始めに不明瞭な課題を定義する必要がある領域」より、既存のソリューションを駆使し「明確な課題を解決していく領域」のほうが工学系出身である自分の持ち味を発揮できると考え、会計チームへの配属を希望しました。忙しい中でもやりがいを感じられるチームで働きたいと思っていたため、OJTの際に「このチームなら自分のペースで無理なく成長できる」と思えたことも会計チームを選んだ理由の１つです。

新卒コンサルタントとしてデビュー後はどのような壁に直面し、どう克服したのでしょうか。

配属されて最初の3カ月は、会計の専門知識からお客様の業務理解、社会経験に至るまで全てが不足しており「何がわからないのかがわからない」状況でした。なかなか価値を出すことができず、苦しい時期でした。 そこで、週末に勉強したり上司に相談したり、自分のタスク外のことまで目配りしたりと少しずつ理解を深めることから始めました。上司や先輩は多忙な時間を割いて必要なことをしっかり教えてくれました。自分の意見を持ちつつ相手の立場に立って助言してくれる――。そんな思慮深い人が多いのがクニエの特徴です。地道な努力と周囲のサポートにより、配属後、徐々にバリューを発揮できるようになりました。 1年目の研修も役に立ちました。そこで、実務に必要なことを体系的に学んでいたので、プロジェクトに携わりながら「あのとき習ったことは、このようなときに使うのか」と腑に落ちることも多く、お客様と会話を重ねるうちに研修で学んだことを徐々に実践できるようになりました。

クニエに入って最も成長を実感したのは、いつですか。

最も成長できたと感じたのは、入社2年目の10～12月です。この時期にはお客様との週2回の打ち合わせに1人で対応するようになり、資料作成やファシリテーションのスキルが格段に向上したという実感がありました。「お客様の立場になって考える」ことを短期間で集中的に学ぶことができ、お客様の要望とシステム・業務上の制約を把握して、落としどころを見つけるコツがわかってきたからです。
1人でお客様に対応する以上は、自分の責任で意思決定しなければならず、間違ったことを言ってもフォローしてもらえません。責任を持って働ける環境を提供してもらえたことで、コンサルタントとして大きく成長できたと感じました。

自分の強みを磨いて専門性を高めるために、どのような努力をしていますか。

コンサルタントには、複雑に絡み合った事象を整理して単純化し、お客様やシステムベンダーにわかりやすく説明しながら、変革をリードしていくことが求められます。経営工学を専攻していた私は「複雑なものをできるだけ単純化して考える」ことを強みとしています。コンサルティングでもこれを活かせていると感じます。
専門性を磨くには、机上で勉強するだけでなく、実務の中で学ぶことが必要かつ効果的だと思います。発生した問題を解決するため必要な情報をインプットしていく、それがスピーディに専門性を身に付けるコツだと思います。
プロジェクトを思うように進められず負担を感じることもありますが、専門性を磨いて独り立ちすれば、お客様にもっと信頼していただけるのではないかと感じています。
ただ、ときにはお客様と意見が合わず調整が必要になることもあります。そんなときに必要になるのが“人柄の良さ”ではないでしょうか。お客様に寄り添って同じ視点で考え、豊富な知見をもとにアドバイスできるからこそ、お客様に価値を実感していただけると思います。

ワークライフバランスも含めた働き方について教えてください。

繁忙期もありますが、1年のうち7、8割は19時頃に退社しています。土日は基本的に休みですし、就業後には友人との食事をしたり、有給休暇では趣味の銭湯巡りを楽しんだりしています。