社員を知る 01

1年目の研修を糧に
お客様に寄り添う
コンサルタントとして成長中

SCM担当
コンサルタント

SCM担当 A.Iさん

幼少期を中国・上海で過ごし、2022年に東京大学法学部を卒業。新卒でクニエに入社。現在はSCM(サプライチェーン管理)の分野を専門とし、自動車部品メーカーの輸出システム刷新プロジェクトに取り組んでいる。

入社1年目の研修で「コンサルとしてやっていける」自信が付いた

新卒でクニエに入社した経緯と、選んだ理由を教えてください。

子どもの頃から「立場が弱い人に寄り添う仕事がしたい」と思っていたため、「社会貢献」を軸に就職活動を進めました。当初は政府系機関などに就職することも考えましたが「将来、社会に貢献できる仕事をするための“武器”を持ちたい」と思い、お客様に寄り添って課題を解決できるクニエを最終的に選びました。社会全体を良くすることに重きをおき、短期間で様々なプロジェクトを経験できるクニエなら、最速で成長できると考えました。

入社1年目の集合研修ではどんなことを学びましたか。

集合研修では、最初の4カ月でコンサルティング業の基礎や業界知識を集中的に学びました。特に役立ったのが、ロジカルシンキングの講習とケーススタディです。
ロジカルシンキングはコンサルタントの基本的な武器ともいえるもので、物事に対して筋道を立てて考える、課題解決に欠かせない思考法です。ケーススタディでは、このロジカルシンキングを用い、仮説を立てて検証する作業を繰り返して最終的に合意に至るコンサルティングの手法を学びました。気心の知れた同期入社のメンバーと一緒にコンサルティングの基礎を学べたことは、実際に仕事をする上でかけがえのない財産となりました。

配属に先立ち、OJTではどのようなプロジェクトを経験しましたか。

集合研修後の8カ月間で、観光地のコンテンツ強化、EC小売業の調達物流改革、製造業の需給体制構築・業務設計という3つの領域でOJTを経験しました。
OJTでは、集合研修での学びをプロジェクトの現場で実践していきます。ただ、なかなか机上の計画通りにはいかず、ときには妥協も求められます。その中で、お客様にベストの選択肢を提供しなくてはならないという難しさも感じました。
OJT期間中は上司や先輩に助けられました。特に、「このスキルをもっと伸ばしたい」という私の思いを汲み取ってOJTのワークに反映するなど、手厚いサポートを受けられたおかげで、「コンサルとしてやっていける」という自信を持つことができました。

現在、どのようなチームに所属して、どんなプロジェクトを担当していますか。

研修後は、SCMのチームに配属され、SCMソリューションの導入や戦略策定のプロジェクトに参加しました。今は、自動車部品メーカーの輸出システム再構築プロジェクトを担当しています。
配属先としてSCMのチームを選んだのは、サプライチェーンが製造業の部品調達から製造、物流、販売に至るまでの幅広い工程をカバーするため、自分の得意分野を見つけやすいのではないかと考えたからです。
SDGs(持続可能な開発目標)の採択を背景に、クニエではSCM/ESG(環境・社会・ガバナンス)チームを立ち上げて、ESGの観点からSCMを改革するソリューションの開発も進めています。私自身のビジョンに近い領域でもあり、やりがいをもって取り組んでいます。

1年目の研修での学びは、仕事にどのように活かされていると感じますか。

現在、担当しているプロジェクトでは、メーカーの海外販売会社に向けた業務要件のヒアリングと、新しい施策に向けた合意形成を担当しています。日々、仮説を立てては検証するアプローチを実践しており、集合研修での学びが生きていると実感します。
とはいえ、実務では想定通りに事が進まないことも多いので、毎日が学びの連続です。新しい業務を立ち上げるに当たり、仮説に基づいて方向性を打ち出したところ、ある海外販売会社から「デメリットしか感じられない」というご意見をいただいたこともあります。そのときは、その国独自の事情を考慮して現実に即して対応することで、乗り切ることができました。
仮説を持ってプロジェクトを進めつつ、ときには柔軟に対応することも必要なのだと痛感させられた出来事でした。集合研修でコンサルティングの基礎を学んだからこそ、現場で臨機応変な対応ができたと感じています。

「スキル×専門性」で将来のビジョンが見えてくる

クニエに入って最も成長を実感したのは、どのような時ですか。

チームに配属されて5カ月目にはお客様との打ち合わせを任され、要件のヒアリングからシステム開発、デモ、トレーニングまで担当しました。入社1年5カ月という早い段階で裁量を持ってやり遂げることができたのは、1年目の集合研修とOJTの経験があったからだと思います。
システムも細かいところまでお客様の要望に寄り添って開発しました。お客様から「ありがとう」と感謝の言葉をいただけたときは、信頼関係を築くことができたと感じました。現在では海外販売会社との英語セッションで、ファシリテーター役を任されています。

入社前に抱いていたビジョンに近づいている、という実感はありますか。

この2年間で「社会に貢献したい」というビジョンの実現に一歩近づいたと感じています。実は、入社時には公共案件に従事したいと考えていたのですが、一般企業のプロジェクトを担当することで企業の課題解決や改革を通して社会課題にアプローチすることにやりがいを感じるようになりました。 入社時の希望とは違うルートを進むことにはなりましたが、企業の課題解決をするスキルを磨いていった延長線上に、自分のビジョンがあると思っています。

ワークライフバランスも含めた働き方について教えてください。

1年のうち3カ月ほど繁忙期があり、終業時刻が遅くなる日もありますが、逆に余裕のある日は早めに始業して早めに帰るなど、柔軟に働いています。 通常は9時頃にお客様先に出社して、18時過ぎに退社しています。 終業後には友人と飲みに行ったりジムに行ったりして、プライベートを楽しんでいます。

求職者の方へのメッセージ
入社前は自分がどんな社会人になるのか、という漠然とした不安がありました。しかし、1年がかりで集合研修とOJTを経験し、かつ専門性の高いチームでプロジェクトを経験できていることは、社会人として自信を付ける最速のコースだと感じています。
必要なスキルと専門性を身に付ければ、自分自身が働くビジョンが見えてきます。不安を感じていた入社前の自分に、「クニエを選んで良かったんだよ」と言ってあげたいと思います。皆さんも入社前は何かと心配かと思いますが、まずはスキルと専門性を習得することを目標に据えれば、おのずと将来が見えてくると思います。
DAILY SCHEDULE
1日のスケジュール