クロストーク 01

【産・育休取得社員】
ライフイベント経験後もハンディなくキャリアを築いていける

MEMBER
J.K.さん

新規事業戦略担当/コンサルタント
2021年新卒で入社し、2024年で4年目。CX戦略の立案・推進を支援

M.H.さん

マーケティング戦略/営業改革担当/シニアコンサルタント
2018年中途入社。DX人材の育成施策・研修プロジェクトの立ち上げ支援に参画中

Y.F.さん

人材マネジメント担当/マネージャー
2018年中途入社。人事戦略の策定や人事制度の設計・改定など、主に人事領域のコンサルティングに従事

トークテーマ1:産休・育休取得のしやすさ

まずは皆さんのプロフィールを教えていただけますか。

J.K.:
新卒で入社し、2024年で4年目です。現在は新規事業戦略を専門とするチームに所属し、カスタマーエクスペリエンス戦略の立案・推進に携わっています。
M.H.:
私は2018年に中途採用で入社し、6年目です。現在はデジタルトランスフォーメーション人材の育成施策・研修プロジェクトの立ち上げ支援を行っています。
Y.F.:
私もM.Hさんと同じく2018年に中途採用で入社しました。大手企業の人事領域の戦略や中期経営計画の策定、人事制度の設計・改定、チェンジマネジメントなどの支援を担当しています。

いつ頃、産前産後休暇や育児休暇を取得しましたか。

J.K.:
産後の2カ月間はパートナーが子どもと共に実家で過ごしていたため、戻ってくるタイミングで2023年の9月から3カ月間、育児休暇を取得しました。
M.H.:
私は2021年に第一子を出産した時に、産前産後休暇と育休を合わせて約1年間休みました。2024年内に第二子を出産予定なので、前回と同様に約1年間、産休および育休を取得する予定です。
Y.F.:
私は2022年に約6カ月間、最初の育休を取得しました。2024年6月からは、約6カ月間、第二子が生後9カ月を迎えるタイミングで2回目の育休を取得する予定です。クニエで育休を2回取得する男性社員は、私が初めてだそうです。

産休や育休取得に対する、周囲の反応はいかがでしたか。

J.K.:
当初は育休取得のために上長やクライアントさんなどに交渉が必要かと身構えていたのですが、上長に相談すると「どれくらい休みたい?」と聞かれ、快く受け入れてもらえました。所属するチームはプロジェクトの期間が比較的短いこともあり、タイミング良く案件の終了後から取得できました。
M.H.:
確かに産休・育休が取りづらい雰囲気はありませんね。私の場合、第一子の時は、女性であること、近隣の保育園の空きが少なくおそらく4月まで入園できないこと、入園直後は子どもが体調を崩しやすいことなどを配慮してもらい、入園後の5月に職場復帰することができました。
Y.F.:
クニエに入社する前は製薬企業やIT企業、他のコンサルティングファームで働いていましたが、今から5年以上前ということもあり、どの職場も男性の育休取得は進んでいませんでした。クニエでは男性が育休を取得することは珍しくありません。会社として男性の育休取得を推進する仕組みがあるので、取りにくさを感じることはないですね。
J.K.:
育休を取ったからといってキャリアを諦める必要はありません。上長も私より数カ月前に育休を取得したのですが、復帰後すぐに昇格しました。今も仕事と子育てを両立させています。私もあんな風に活躍できたらと思っています。
M.H.:
私も育休後1年程度で昇格できました。評価やキャリアに影響はないように感じます。
Y.F.:
1年のうち3カ月以上の勤務期間があれば、評価対象となります。各プロジェクトできちんとバリューを出せれば高評価につながるのは、コンサルタントという職種ならではのことです。子育てとキャリア形成を両立させやすい職種だと思います。
トークテーマ2:産休・育休取得後の復帰と今後のキャリア

復帰後のサポート体制や制度はどのようなものですか。

J.K.:
子どもの夜泣きなどで睡眠不足になることもあり大変でしたが、チームの仲間が夕方以降に打ち合わせを入れないようにしてくれたり、子どもが体調を崩したときには「仕事を抜けてお子さんのところへ行っておいで」と声をかけてくれたりと、サポートしてくれました。フルリモート勤務ができるプロジェクトに入っていたこともあり、仕事と育児の両立がしやすかったと思います。
M.H.:
私が職場に復帰した頃はコロナ禍の最中だったので、保育園が休園になったり子どもが濃厚接触者となって保育園を休んだりといったことがありました。パートナーが毎日出社していて頼りにくかった中で、リモート勤務をしながら家で子どもの世話ができたので助かりました。クライアントさんにも理解していただけたので、フレキシブルな働き方ができました。
Y.F.:
コアタイムなしのフレックスタイム制が導入されているので、勤務時間を柔軟に調整できます。我が家では朝食・夕食を家族全員揃って食べることにしているので、忙しい時期でも食事の時間に仕事を抜け、食後に再開するなど、仕事と家族との時間をうまく両立できました。またベビーシッターの割引制度※1が導入されており、私もパートナーもどうしても都合がつかないときには子どものケアを任せることができています。
J.K.:
クニエには「勤務緩和制度※2」があります。私は家庭の事情があって地方に在住しており、勤務緩和制度を使ってフルリモートで勤務しています。この制度が導入されてからは、産休・育休からの復帰率が100%になったと聞いています。一人ひとりの状況に合わせた働き方ができるのもクニエの魅力です。

クニエでのキャリアと子育ての両立によって得たものは何ですか。

Y.F.:
子育ては、経験してみなければわからない大変さがあると感じました。私の場合、パートナーもフレキシブルな働き方をしていますが、忙しい時期もありますし、私自身が子育てに当事者意識を持っていたいという思いもありました。なので、育休中はおむつ交換や離乳食づくり、散歩、寝かしつけなど、丸1日子どもにかかりきりの生活を送っていました。
J.K.:
私の場合は、乳幼児期を一緒に過ごせたことが一番の収穫でした。まだ首が座っていなかった子どもが、たまたま頭を自分で持ち上げる場面に立ち会えて嬉しかったです。
Y.F.:
私も子どもが初めて“はいはい”できるようになった姿や、初めてしゃべった瞬間を目の当たりにできて感動しました。育休を取得したおかげで、子どもたちと多くの時間を共にできたからですね。実際、子どもたちはかなり私に懐いているような気がします(笑)。
M.H.:
私はフレックスタイム制やリモート出勤のおかげで、余裕を持って子どもと接することができています。例えば保育園に子どもを送る時、しばしば子どもの「イヤイヤ」に悩まされることがあります。もし毎日出社しなければならなかったら、そのような場面で「遅刻するのでは」と気が気ではなかったでしょう。また、時間を柔軟に使えるおかげで、保育園からまっすぐ帰宅するのではなく、少し散歩するなど、子どもとの時間をしっかり持つことができています。
Y.F.:
人事領域のコンサルティングに携わる者として、育休を取得したからこそ見えてきたこともありました。男性も女性も子育てをしながら働き続けることが当たり前の今、男性への育休取得推進策は、わが国の少子高齢化に歯止めをかけることにつながると思います。マネージャーとして率先して前例をつくっていきたいと考え、1度目も2度目も6カ月と長めの育休を取得しました。クライアントさんも同じような課題を抱えているようで、経験者として意見を求められることが増えてきました。

産休・育休の経験を、今後のキャリアにどのように活かしたいですか。

J.K.:
育児経験者として今まで以上に子育て中のメンバーへの理解が深まり、「こんなことで困っているのではないか」と先回りして考えられるようになりました。今後も子育てをしながら、コンサルタントとして価値を創出できるようなカルチャーづくりの一端を担えるとうれしいです。
M.H.:
たしかに、経験者だからわかることは多いですね。つわりや出産など、女性だからこそ理解できることもあるので、ゆくゆくは産育休を取得しながらキャリアを築いた実例として認知される存在を目指したいです。私自身がマネジメントする立場になっても、育休を取得する男性、産育休を取得する女性の双方を支えていきたいと考えています。
Y.F.:
育児はもちろん、今後は親の介護や自身の病気などで長期の休みを取得したり、時短勤務をしたりするメンバーも増えていくでしょう。そういった多様なバックグラウンドを持つメンバーでプロジェクトチームをつくれたら、自分の経験を活かして何らかの形でお客様に価値を提供できるかもしれません。
終身雇用や年功序列といった旧来の仕組みが崩壊し、雇用環境や労働環境は大きく変わりつつあります。人事領域を専門とするコンサルタントとして、社会に良い影響、良い変化をもたらす存在になれたらと思います。
トークテーマ3:就活生へのメッセージ

ワークライフバランスを取りながら働きたいと考える就活生に向けたメッセージをいただけますか。

J.K.:
クニエには、多種多様な働き方や価値観を持つ人が働くための選択肢と、それを支える文化があります。社会人としてスタートを切った後、どんなタイミングでライフイベントを迎えるかはまだ見えないかもしれませんが、その時に選択肢があるかどうかで大きくキャリアが変わってくると思います。
私の場合、今は子育てにフォーカスしながら、リモート出勤によって子どもとの時間と仕事とのバランスを取っています。この制度を使いながら活躍している社員は多く、コンサルタントとしてのキャリアもプライベートも大切したいという方がのびのび働ける会社だと思います。
M.H.:
意外に思えるかもしれませんが、コンサルタントは柔軟なキャリア形成、柔軟な働き方に向いていると考えています。業務が数カ月から数年の単位のプロジェクトで区切られるので、その時々に関心のある分野のプロジェクトに入ることで、望むキャリアを築けます。
プロジェクトの切れ目に育休を取得したり、在宅勤務などフレキシビリティの高い働き方を選択したりなど、ワークライフバランスを取りやすい制度・環境が用意されているのがクニエの魅力です。「コンサルタントの仕事と子育てを両立できるのか」と悩まず、安心して入社していただきたいと思います。
Y.F.:
クニエでは年々、ワークライフバランスを支えるための仕組みやサポート体制が整い、充実してきています。もちろん制度だけでは不十分で、周囲の理解や支援も欠かせません。その点、クニエには人としての成熟度が高い人が多く、制度との相乗効果によって働きやすい環境が実現していると感じます。
もちろん、クライアントから求められる成果の水準は高いので、決して簡単な仕事ではありません。自ら試行錯誤して、企業と社会の発展に寄与しながら、プライベートも充実させるという、高いレベルでの両立を目指したい方はぜひクニエに来ていただきたいと思います。共に切磋琢磨していきましょう。
※1 クニエは「企業主導型内閣府ベビーシッター利用支援事業」の承認事業主です。ベビーシッターを利用した際に使用できる割引券「こども家庭庁ベビーシッター券」を従業員に配布しています。
※2 子育てや介護などを理由に通常の条件で働くことが難しくなった人たちをサポートするための制度。育児休職や介護休職の制度で定めた短時間勤務制度や時間外労働の制限を上回る勤務条件の緩和を可能とします。個人の事情に合わせ、一定期間、就業時間の短縮、出張・転勤・出勤の制限をすることが可能です。