BOOKS
全社でデータを活かす技術
-データマネタイゼーションの成功法則-
- 著者:バーバラ・ウィクサム/シンシア・M・ビース/レスリー・オーウェンス
- 訳者:天野秀俊
- ISBN:978-4296120055
- 価格:2,750円(税込)
- 発行:日経BP 日本経済新聞出版
- 発行日:2025年4月21日
テクノロジーの発展によって、企業・団体は膨大なデータを蓄積・保有するようになり、データを事業活動に生かす方法の一つとして「データマネタイゼーション」が注目を集めています。一方、多くの企業・団体は、データマネタイズを狭義に捉えています。
これに対し、本書原作著者マサチューセッツ工科大学(MIT)の専門家は、「データの収益化は、営利・非営利を問わず組織の中核的な事業活動であり、組織内では、この追求を幅広く支援することが重要」と提唱しています。
本書の特長
本書は、MIT専門家による『Data Is Everybody’s Business : The Fundamentals of Data Monetization』の日本語翻訳版です。
業務の改善から、製品・サービスの強化、データの販売まで、企業・団体のすべての人がデータを活かして、生産性を上げ、最終利益に結びつけるための法則を、実践的な考え方・フレームワークを体系的に示し、わかりやすく解説しています。企業・団体などの事業の最前線の担い手から経営幹部にいたるまで、データ活用を一歩でも前に進めたいすべての人のためのガイドブックです。
なお、翻訳にあたっては、原書の内容を忠実に反映しながらも、日本の読者が深く理解し、実践に活かせるよう、表現や構成に工夫を加えています。
業務の改善から、製品・サービスの強化、データの販売まで、企業・団体のすべての人がデータを活かして、生産性を上げ、最終利益に結びつけるための法則を、実践的な考え方・フレームワークを体系的に示し、わかりやすく解説しています。企業・団体などの事業の最前線の担い手から経営幹部にいたるまで、データ活用を一歩でも前に進めたいすべての人のためのガイドブックです。
なお、翻訳にあたっては、原書の内容を忠実に反映しながらも、日本の読者が深く理解し、実践に活かせるよう、表現や構成に工夫を加えています。
目次
-
序章全社でデータを活かす技術
- 明確で覚えやすい、統合されたフレームワーク
- 本書を読むべき人々
- 本書がベースとする学術研究
- 本書の構成
-
第1章データマネタイゼーション
- データから価値を創造する
- データから価値を実現する
- データマネタイゼーションの3つのアプローチ
- 業務改善・ラッピング・ソリューション販売フレームワーク
- マネタイゼーションという言葉の重要性
- まとめ
-
第2章データマネタイゼーション・ケイパビリティ
- 5つのデータマネタイゼーション・ケイパビリティ
- プラクティスへの取り組みによるデータマネタイゼーション・ケイパビリティの構築
- ケイパビリティの全社化によるイニシアティブの加速と低コスト化
- <事例>BBVAにおけるエンタープライズ・ケイパビリティの構築
- まとめ
-
第3章データによる業務改善
- 業務改善の種類
- 業務改善から価値を創造する
- 業務改善から価値を実現する
- <事例>マイクロソフトにおける業務改善
- 業務改善のためのデータマネタイゼーション・ケイパビリティ
- 業務改善イニシアティブのオーナーシップ
- まとめ
-
第4章データによるラッピング
- ラッピングの種類
- 優れたラッピングの特徴
- ラッピングから価値を創造する
- ラッピングから価値を実現する
- ラッピングによるデータマネタイゼーション・ケイパビリティ
- ラッピング・イニシアティブのオーナーシップ
- まとめ
-
第5章情報ソリューションの販売
- 情報ソリューションの種類
- ソリューション販売から価値を創造する
- ソリューション販売から価値を実現する
- ソリューション販売に関するケイパビリティの留意点
- ソリューション販売イニシアティブのオーナーシップ
- まとめ
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第6章データデモクラシーの創出
- データ人材とドメイン人材のコネクション
- データデモクラシー・インセンティブ
- まとめ
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第7章データマネタイゼーション戦略
- データマネタイゼーション戦略による方向性の決定
- データマネタイゼーション戦略の4つのモデル
- データマネタイゼーション・イニシアティブの選択
- バリュー・エフォートマトリクスの活用
- まとめ
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第8章データをマネタイズする
- 現状を評価する
- 進捗状況を追跡する手法を確立する
- データマネタイゼーションをビジネスとして取り組む